島はぼくらと

瀬戸内の小島が部隊。男女2人づつの同級生4人。高校2年から卒業までの成長を描く。進路や恋愛で悩むと同時にそれぞれの故郷への想いもテーマになる。島に残る古い因習やシングルマザーを初めとするIターン人種との交流。村おこしのNPO女性の活躍と現代的な背景も盛りだくさん。地方の人々は暖かく、4人とも仲間を思いやるいい奴らである。少し出来すぎの感もあるが、さわやかな読後感の秀作。

島はぼくらと

島はぼくらと