戦略論の名著

副題にあるように中国古典の孫子から、現代宇宙戦略論まで12編を紹介する。古典では軍事は政治の一手段であることが前提。各省ごとに著者が異なるが防衛大学系が多く、記述は堅く学術的である。全般に戦争を否定せず、むしろ勝ち抜くための戦力を提示するのは当然と言えば当然。直接的に日頃の企業経営への示唆は期待に反して少ない。読んでみたいのはマキャベリくらいか。

  1. 孫子
  2. マキャベリ 「君主論
  3. クラウゼヴィッツ 「戦争論
  4. マハン 「海上権力史論」
  5. 毛沢東 「遊撃戦論」
  6. 石原完爾 「戦争史大観」

(これより戦後)

  1. リデルハート 「戦略論」
  2. ルトワック  「戦略」
  3. クレフェルト 「戦争の変遷」
  4. グレイ    「現代の戦略」
  5. ノックス&マレー 「軍事革命とRMAの戦略史」
  6. ドールマン 「アストロポリティーク」