陽炎の門

融通の利かない性格から、氷柱の主水と呼ばれ若き執政となった主人公だが、親友の有罪を証言し切腹介錯を勤めた過去に苦しむ。その娘を他に嫁ぎ先がないという理由で妻女としている。妻の実弟に敵討ちを挑まれ、過去を調べると次第に真相が明らかとなってくる。事件の黒幕はなんと主君。果敢に挑発に挑み最後は押し込み(クーデター)に成功する。テンポ良く物語が進捗し引き込まれた。秀作。

陽炎の門

陽炎の門