フラウの戦争論

戦争論の著者ででるクラウゼヴィッツの物語。プロセイン軍の参謀として、ナポレオン戦争を戦う。妻であるフラウは貴婦人であるが、夫の仕事に理解は無く夫婦仲は円満と言えない。一方の主役であるナポレオンは軍事的天才であり、圧倒的なカリスマで国民皆兵としたところに強みがあったが、幕僚、将軍に恵まれず権限移譲が出来なかったことが最終的な敗因。なかなかユニークな着眼点で、近世ヨーロッパを描く。

 

 

フラウの戦争論

フラウの戦争論