2020-09-28 フラウの戦争論 書評 歴史 海外 軍事 戦争論の著者ででるクラウゼヴィッツの物語。プロセイン軍の参謀として、ナポレオン戦争を戦う。妻であるフラウは貴婦人であるが、夫の仕事に理解は無く夫婦仲は円満と言えない。一方の主役であるナポレオンは軍事的天才であり、圧倒的なカリスマで国民皆兵としたところに強みがあったが、幕僚、将軍に恵まれず権限移譲が出来なかったことが最終的な敗因。なかなかユニークな着眼点で、近世ヨーロッパを描く。 フラウの戦争論 作者:霧島兵庫 発売日: 2020/03/13 メディア: Kindle版