ローカル線で行こう

新幹線のスーパーアテンダントが、赤字の第3セクター社長に抜擢される。単なる人寄せパンダでなく、斬新なアイディアで収益を改善。もう一人の主人公は県庁から出向した副社長。世事に長けた優秀な官僚だがしだいに社長の熱意に引き込まれ実力を発揮する。最後は放射物廃棄設備の誘致をもくろむ副知事一派との対決で勧善懲悪劇となった。企業再生だけでは小説として盛り上がらないか。楽しめるレベルだが、途中で先が読めて全体に不要に長い。期待していただけに残念。

ローカル線で行こう!

ローカル線で行こう!