カンナ飛鳥の光臨

伊賀忍者の末裔であり、神社の跡取り息子である主人公が、現代の殺人事件と歴史ミステリーの2重の謎に挑む。長大なシリーズの第一作で今回は失われた蘇我氏の文書が焦点。聖徳太子は実在せず、複数の人間をモデルに作り上げた偶像でさらに進めると蘇我氏3代の集合体ではないかとする新説。こちらは興味があるが、現代版の方はやや無理がある。続編は読まないでしょう。

カンナ 飛鳥の光臨 (講談社文庫)

カンナ 飛鳥の光臨 (講談社文庫)