2016-03-26 百済観音の正体 書評 法隆寺百済観音のモデルを求めて、古代史における豪族の関係を読み解く。回答は物部守屋。蘇我氏との争いは宗教論争ではなく、律令制の導入による既得権益の侵害であったとする。法隆寺は物部氏の鎮魂の寺。中臣鎌足は百済の王族とする新説も披露。著者は歴史作家。梅原史学の焼き直しの感あり。愉しめたがタイトルからはもう少し美学的なものを期待した。百済観音の正体 (角川ソフィア文庫)作者: 関裕二出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版発売日: 2016/01/23メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る