一度も植民地になったことがない日本

評判の新書。作者は国際的に活躍する版画家。スウェーデン人のエンジニアと国際結婚。海外特にヨーロッパの視点からみた日本を紹介する。極東の島国でありあまり知られていないのが事実。個人的な数々の経験が披露されるが、期待していたほど斬新ではない。表題が内容に勝ってしまったか。日本への理解を少しでも深めようと折にふれ、主張を繰り返す作者の姿勢には共鳴できる。本気でけんかをしないと真の理解は得られない。

一度も植民地になったことがない日本 (講談社+α新書)

一度も植民地になったことがない日本 (講談社+α新書)