フィリピンパブ嬢の経済学

著者は大学院生時代に、フィリピン出身のパブ嬢と巡り合い結婚。本編は続編で出産、子育てを中心に描く。ほとんど日本語がわからず、何事にも逡巡する妻。周囲のサポートもあり、逞しい母親に成長していく。そのうらで不法入国者たちの厳しい現実がレポートされる。フィリピンハーフたちは日本社会の貴重な労働力を担うが、貧しく犯罪にも近い。著者らの例は極めてまれな幸福な家族。出会いを描いた一作目は映画化されるとのこと。手をだすかどうかは微妙。