くるまの娘

現代に病む家庭を描く。エリートの父の暴力、母は精神を病み酒に浸る。本人は女子校生だが登校できず、兄は家を出、弟はいじめにあう。祖母の葬儀のため、車で移動するが、何かと諍いが絶えない。結局救いは与えられず、本人は車で寝泊まりすることになる。両親と距離を置くことで家よりは安心感があり、快方へ向かうか。微妙な読後感。評価は分かれるだろう。