月まで3キロ

短編集。表題作を含め6篇+おまけ。どれもいい。理系の出身らしく、科学的知識を背景に家族の姿を描く。厳しい現実に直面するが、ラストは希望を与えるほのぼの系。著者の作品は初めてだが、少し読み込んでみたい。新田次郎賞受賞作。