リーダーの仮面

筆者はあらたな組織論「識学」を提唱。実践のため同名で会社を設立。経営している。リーダーは感情を務めて排し、仮面をかぶることで部下を指導、育成する。ポイントは5つ。ルール、位置、利益、結果、成長。人の能力に大差はないとし、公平な競争を導く。明確な目標設定と結果による評価で、プロセスには口を出さない。ただし結果には責任を持つ。仮面の下には思いやりにあふれた素顔が隠されており、子の成長を願う親の気持ち。初めて部下を持った中堅を対象に書かれているが、組織においては共通だろう。今更自らのスタイルを変える立場にはないが、権限移譲の参考にしたい。