2021-04-30 魂の発電所 書評 政治 社会 原発事故の被害を受けた福島県飯館村。今もなお帰還困難地域が残り、住民の多くは被爆を恐れ戻らない。地元の有志が立ち上げた再生エネ発電。休耕地には太陽発電を、猪苗代水系には小型水力発電を設置し、原発からの脱却を目指す。立ちはだかる幾つの障害を克服し、ようやく軌道に乗りかけたところ。決してプロとは言えない集団だが、ふるさと再興の想いが道を開く。感動のノンフィクション。それにしても行政の規制の壁は腹立たしいほど。新聞記者らしい簡潔な記述で一気に読破。かなり高得点のA。 魂の発電所 負けねど 福島 オレたちの再エネ十年物語 作者:池尾伸一 発売日: 2021/02/27 メディア: 単行本