共鳴する未来

データ革命による新しい社会像を予見する一冊。これまでの資源資本とことなり共有財としてのデータは蓄積するほど価値が向上する。現在はそのデータを無償で供出し、GAFAが独占する形になっている。ビックデータの活用が進んでいるのがヘルスケア分野。実感より先行している。貨幣に代わる価値を供給するものとしてのデータ。新たなコミュニティ、ネットワークによる多層的社会を繰り返し言及するが、いま一つ具体的なイメージに結びつかない。時代の変曲点にあることは確か。刺激的な内容であった。