村井さんちの生活

エッセイ集。著者は翻訳家、双子の男の子の母親でもある。琵琶湖西岸に住み、仕事と子育てに追われる。ほのぼの系かと思いきや、後半は本人の大病、手術。兄の孤独死と重めの内容。全般に子供たちの成長とそれに伴う驚きと一抹の寂しさ。各編短めで凝縮された構成で読みやすい。文章は練られて巧み。今後少し注目したい。

 

村井さんちの生活

村井さんちの生活

  • 作者:村井 理子
  • 発売日: 2020/08/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)