宇宙に行くことは地球を知ること

異色の取りあわせによる対談。宇宙大好きの矢野顕子が、3回目の宇宙に臨む野口聡一の経験や人生観、哲学を引き出す。宇宙体験は基本的に引き算の世界。重力も空気もない無の世界で、地球の奇跡を感じられる。また帰還後は燃え尽き症候群でメンタルを病む飛行士も多いとのこと。なかなか知りえない情報が満載で愉しめた。評判に違わぬ好著である。

 

-全員が満足することではなく、不満のばらつきを無くすことがチームワークの要諦