夢をつなぐ

ママさん宇宙飛行士である著者の自伝。小学生のときに見たチャレンジャー事故。アニメ好きの少女は搭乗していた女性教師の死を自らの夢と重ね合わせる。これが原点となる。難関を越えて候補生に、訓練中に結婚、出産、夫はサポートにまわるために退職しやがて鬱にそして離婚の危機。それを乗り越えただけに家族のきずなは人一倍大事にする。わずか20日間のフライトのために捧げられた10年以上の月日。チャレンジに満ちた濃い人生である。家族や宇裏方の人々への感謝も忘れない。次の世代へ宇宙への夢を繋ぐ一冊。筆はつたない感もあるが名著である。

  • 世の中の最大の壁は自分の感情である。腹をくくるっことでその壁を乗り越える。
  • 「この美しい地球に生まれたことを誇りに思って下さい。」(帰還時の記者会見)

夢をつなぐ  山崎直子の四〇八八日

夢をつなぐ 山崎直子の四〇八八日