本を守ろうとする猫の話

メルヘン小説。祖父から古書店を引き継いだ高校生が、本の精である猫に導かれて、本を救う冒険に出る。4つの迷宮での武器は本を愛する心。本には人を想う力があるというのが主題。本が大事にされず、読まれなくなった世相への批判。淡い初恋を絡めて一気に読ませる。著者にしては少し軽めの作風。

 

本を守ろうとする猫の話

本を守ろうとする猫の話