陸軍の第一回特攻隊員生き残り。当時は伍長で腕には自信があり、爆弾を投下し帰還することで抗命。出撃前に戦死した将校も投下方法を模索するなど同じ考え。9回の出撃を生き残る。当然批判にさらされ、半ば懲罰的な出撃を迫られるが、運命のいたずらで生き延びる。本書の執筆時は存命でインタビューが主体となる。後半は著者による日本人論。村社会による集団我は思考を停止させる。現代も引き継がれる日本人の負の特性。衝撃的な一冊で考えさせられた。
不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか (講談社現代新書)
- 作者: 鴻上尚史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/11/15
- メディア: 新書
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