ヤノマミ

アマゾンの原住民部落に150日間住み込んだ取材記。原始時代から変わらぬ集団生活。言語も通じない中で、それぞれの個性をつかみ、徐々に溶け込みながら人々の生き様に迫る。最大の読み場は出産。子どもを育てるか精霊に返すかは産みの母親に一任されており、厳しい選択が行われる。近代文明への態度は世代間により考え方は異なっており、やがて融和吸収される可能性もある。力作である。

 

 

ヤノマミ (新潮文庫)

ヤノマミ (新潮文庫)