八日目の蝉

不倫関係にあった男の実子を出来心で誘拐。逃避行をしながら育てた女性が主人公。一時カルト集団に身を寄せたが、最後は小豆島で逮捕される。後半は成長した娘の一人称。不倫関係から妊娠。産み育てる決心をする。解説にもあるように女子にとって恋愛より、出産と育児が重要。親子の絆の強さが主題。重厚なテーマだが展開がやや遅く読破に時間を要した。

八日目の蝉 (中公文庫)

八日目の蝉 (中公文庫)