11月そして12月

フリーターの青年の日常。偶然知り合った女性アスリートとの恋。姉の失恋と自殺未遂。父親の不倫と盛りだくさんの内容。機知に富んだ会話を軸に、テンポ良く一部はコミカルに描かれている。嫌々ながら積極的に動き正面からぶつかる主人公は、現代の若者らしく好感が持てる。ネットも携帯も登場しないのはここ10年の時の経過による。

11月そして12月 (中公文庫)

11月そして12月 (中公文庫)