笑うハーレキン

ホームレス家具職人が主人公。かってはその腕を生かし有名なショップの経営者であったが、息子を事故で無くし、離婚、倒産と不幸が続く。軽トラの助手席に巣くう疫病神はさまざまな仮面を持つが、要は自分自身の弱さの象徴。それを断ち切った時に新たな人生の展開が始まる。最後の活劇モードは意外な展開。良く練られた設定と構成であるが、集中できず読破には時間を要した。