ブータンこれでいいのだ

GHPを指標に国民の幸せを最大化することを目的とする小国ブータン。著者はその政府職員として一年間の現地生活を経験する。日本では理想郷として報じられているが、急速に海外の情報と商品が入り、一種のバブル経済。国民のおおらかでのんびりした気質はアジア共通。文化のギャップに苦しむ。中国とインドの狭間にあり、外交ではしたたかであるが、経済は大きくインドに依存する。ブータン人は幸せのゾーンが広い。来世のために祈り、周りの人の幸せを喜ぶ。現地で生活しないとかけないルポ。甘めのAかな。

ブータン、これでいいのだ (新潮文庫)

ブータン、これでいいのだ (新潮文庫)