ビジネスマンのための幸福論

元エリート銀行員である著者が、題名の通り真正面から重いテーマに挑む。厳しい銀行での競争を人事部の立場から率直に語る。総会屋事件等で本領発揮するが退職し作家業へ転身。命題の結論から言えば、いかに組織の中に自分の存在価値を見出すか。地位でも金銭でも無い自己承認要求を満足させることが肝要。これは部下についても言える。どんな人でも長所を引き出すことが仕事。立場が上になるほど求められる資質は高度になる。肝に銘じたい。好著である。

  • 幹部はやりたいことでなくやるべきことを。
  • 支店長は勘定でなく感情
  • 人間関係はいかに素の自分を受け入れてもらえるか。