80年代の国家リーダー6人を取り上げた研究書。東西冷戦が終結し、歴史的に大きな転換点となった時代。ケインズ経済学がいきずまり、新自由主義に転換したころでもある。評価の高いリーダーたちはどう動いたか。キーワードは歴史に対する洞察力とプラグマティズム。理想は明確に語るものの、実際には現実的な決断を繰り返す。政治家としては政策の実現のために人事に重きを置く。市民としてはリーダーの器量を見極める力が必要。
中曽根
- 首脳間の話というのは要は器量の見せ合い。
- 旧制高校の教養が、政治理念のバックボーン。
- グレートコミュニケーター
- 鉄の女は名誉の称号。
- 組合との対決。
コール
- 歴史好き。ビスマルクを尊敬。
- 機を見て一気に東西統合を進める。
蠟小平
- 改革開放。
- 共産主義は堅持しつつの経済優先。
- 作者: 戸部良一,寺本義也,野中郁次郎
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2014/11/22
- メディア: 単行本
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