太陽の棘

著者得意の絵画もの。終戦直後の沖縄で米軍の精神科医と地元の芸術村の画家たちの交流を描く。凄まじい戦渦と米軍の横暴を受けながらも信じる芸術に身を捧げる画家たちと陰ながら支える家族。実話をベースにした物語は迫力充分。装丁の肖像画は玉那覇正吉氏の作。実在のもので力強い。実際に観てみたい。

太陽の棘(とげ)

太陽の棘(とげ)