村上龍の質問術

カンブリア宮殿の楽屋本。並み居る経営者へのインタビューを通して、いかに経営哲学の核心に迫るかの質問術。周到な準備と資料の読み込みによりブレーストーミングから肝となる質問を見つける過程が明かされる。本番でのやりとりはほとんど視聴しているはずで、新鮮な驚きはない。楽屋本としても若干安易な出版に思える。

  • 経営には非情な厳しさと、豊かで優しい感受性が必要(ヤマダ電機
  • 需要を作り出すのは顧客、企業はその手助け(ヤマト運輸
  • 客のニーズを知る唯一の方法はクレーム(ヤマト)
  • 少数で動くと自ずから精鋭となる(ヤマト)