大地のゲーム

近未来、震災直後の大学キャンパスが舞台。誰もが生きるための争いやリンチが横行する。カリスマ性を発揮したリーダーのもと秩序が一定の回復されるが、彼をとりまく男女の嫉妬、リーダー自身の野心と人間の本性がするどく描かれる。クライマックスは再度大地震に襲われ大学は閉鎖、それぞれ新たな歩みを始めることに。著者独自の世界観は健在。一気に読めたが評価は微妙。

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