北朝鮮のミサイル発射が迫り、世襲議員からなる自民党内閣はなすすべもない。京都に本拠をおく「影の内閣」に助けを求める。歴史上の偉人を彷彿とさせる実力派内閣が登場。見事に危機を回避する。キーは戦前から残存させた諜報員の活躍。荒唐無稽な設定とおふざけが過ぎる展開だが、エンタメとしては楽しめた。日本家族の平和の象徴としての「サザエさん」、望郷の想いを唄った「椰子の実」と小道具の使い方が上手い。
- 作者: 室積光
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/11/25
- メディア: 単行本
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