双頭の船

舞台は震災直後の東北。小型フェリーに資材とボランティアを乗せ援助に向かう。主人公は自転車修理を担当。多彩な人々が得意分野を活かして被災者の援助に当たる。途中からいろいろ不思議な現象が起き船自体が成長。やがて大型船となり復興住宅が、街が建ち始める。主題は死者への鎮魂。後半は荒唐無稽であるが不思議な読後感。評価は分かれるかも。

双頭の船 (新潮文庫)

双頭の船 (新潮文庫)