日本でいちばん大切にしたい会社

中小企業研究のため、全国6000社を廻った著者が、心に残る経営を実践する5社を紹介する。いずれも明確な目的意識を持ち、やたら規模や利益の拡大をめざさず、地域にしっかり根ざすことでステークホルダーをサポーターにしている。すでにカンブリア宮殿で紹介されているところをみるとこれがネタ本か。著者から見た経営の重要度は従業員、関連会社、顧客、地域社会、株主の順。上位を大切にすればおのずと結果として損益はついてくる。小回りのきく中小企業なれではの部分はあるが学ぶべき点は多い。エピソードの内容はわかっていながら感動した。清新な一冊であった。

日本でいちばん大切にしたい会社

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