人を見抜く技術

20年間無敗を誇る雀鬼の作者が人間観察眼を開示するというのが、うたい文句だが内容は至って平凡。常識の範囲を超えない。若い時代から無茶をしてきたと自負する作者の集大成がこれでは期待はずれというもの。麻雀の修羅場から得られた洞察はほとんどなく、一般的なハウツー本の域を出ない。ほぼまちがいなくゴーストライター。粗製濫造新書の悪例。