今をときめく著者による資産運用の入門書。副題は「金融リテラシーの基本と実践」。資本主義とは賢い人へマネーの集まる世界と定義。日本人が投資に消極的なのは必要な教育を受けていないためであり、知識=リテラシーを身につけた上でリスクをコントロールすべしと説く。要点は分散投資とドル平均法で巷間によくあるハウツー本と共通であるが、論旨が明解で説得力に富む。個別の株式銘柄投資は趣味の世界とばっさり。40代男性の当面の目標は給与収入の10%を金融収入でというところか。現在の不況突入前の著書であることが残念。
お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/11/16
- メディア: 新書
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