[野球]不動心

評判になった松井秀喜の新書。開幕当初の骨折でシーズンを棒にふった06年のシーズン中に執筆された。こういうと失礼だがきわめて冷静に自己を分析している。自分でコントロールできないことにはこだわらず、気分を切り替えていくことで精神面の強さを維持している。食事や普段の生活も節制し体調の維持につとめるなど人知れぬプロとしての努力には感心する。師匠とあおぐ長島氏とのエピソードなどは微笑ましい。内容的には常識的で悪く言えば平凡。売れたのはひとえにネームバリューか。全体に平易で抑えた感じの文章は人柄か。ライターいるのかな。

不動心 (新潮新書)

不動心 (新潮新書)