アメリカから来た赤ん坊

最新の遺伝子工学を題材にしたミステリー。作者は医者であるので技術面には裏付けがあるのだろう。内容的には登場人物相互の関係がわかりにくい、肝心の先端技術と個々の人間の感情がマッチしない。最後は楽屋落ちに近いと苦言を呈したい。巻末に解説が欲しいと珍しく感じだ。残念ながらD評価。

アメリカから来た赤ん坊 (新風舎文庫)

アメリカから来た赤ん坊 (新風舎文庫)