蔦重の教え

江戸中期の吉原にタイムスリップした主人公。出会ったのは蔦屋重三郎喜多川歌麿。辣腕プロデユーサーでありながら、人情味あふれる蔦重の魅力に引き込まれていく。真面目に働き、浮世絵の制作過程を見るうちに、これまでの人生を見つめ直す契機となる。しっかりした時代考証と物語の展開の速さで一気に読ませる秀作。

 

-人は得意なところで大失敗する

-知識ではなく経験で語る