ガリレオの求職活動、ニュートンの家計簿

コペルニクスからニュートンまで、ルネッサンス以降の科学者の生活面に光を当てる。一言で言えば、パトロンの時代から近代的な研修組織への変遷。その偉大な科学的業績から、高邁な人格者であるように思われがちだが、それぞれに生々しい私生活がある。性格による部分も大きい。感心するのは専門にこだわらず、広い分野に関与していた事実。特に医学は重要であったこと。また政権の中枢に近いケースも多い。各分野を網羅するため知らない人物名もあり、特に中盤は読破に力を要した。