2023-04-21 ディック・ブルーナ 書評 海外 社会 美術 ミッフィーの産みの親であるオランダの絵本作家ブルーナの評伝。極限までシンプル化されたデザインで全世界の子供たちに愛される。資産家の出版社の家庭に生まれる。ナチスの時代は地下に潜る。厳格な実業家の父親と衝突し、芸術の道へ。多数の本の表紙を手掛ける。暴力を憎み絵本の中では徹底して排除。多くの作品が紹介されるが、大人の鑑賞に耐えるものばかり。自身知らない世界。期待以上の好著であった。 ディック・ブルーナ ミッフィーと歩いた60年 (文春文庫) 作者:俊司, 森本 文藝春秋 Amazon