日中友好侵略史

国交正常化から50年。中国のしたたかな対日工作を明らかにする。文化大革命で疲弊した中国は必死で正常化を望み、台湾を国際社会から排斥した。本書のクライマックスは田中訪中と椎名訪台である。日本は性善説で初心であり、当時から軽くあしらわれている。キーになるのは公明党でいまだに中国第一主義。近年の中国は国力の逆転を見て、日本を見下す姿勢が強い。国際社会の反発も必至。安倍亡き後、日本は強い姿勢で臨むべきと強調する。韓国出張中に読破。かなり右寄りではあるが中身の濃い一冊。