復興の精神

震災直後の5月に9人の著者からなる寄稿集。大物が顔をそろえる。自らの震災経験と復興への想いを綴るが、色彩はさまざま。努めて楽観的な励ましの論調が多い中で、厳しい現実を直視した部分も目立つ。下り坂の日本社会の中でどこに復興の目標を置くかという視点は耳に痛い。

  • 人生は「問い」ではなく「答え」。いろりろやってきた結果が現在の自分

復興の精神 (新潮新書 422)

復興の精神 (新潮新書 422)