黄金列車

第二次大戦末期のハンガリーナチスの傀儡政権がユダヤ人から没収した財宝を乗せた列車が西へ向かう。乗り込むのは財務官僚たち。決して望んだ役目ではないが、まじめに職務を果たそうとする。欲に目がくらんだ人間の醜さ、戦争の悲惨さ。特にユダヤ人家族が受けた被害の深刻さに圧倒される。史実をベースとしたフィクションだが、極めて重い内容。