2022-01-02 地中の星 書評 歴史 鉄道、航空 社会 経営 戦前、東京に地下鉄を走らせた男たちの物語。地下鉄の父と呼ばれた早川徳次。浅草ー上野をまず開業し、銀座、新橋を目指す。経営は苦しく常に金策に苦労する。もう一人は五島慶太、2番手としてノウハウを引き継ぐ。結局国策として大合同がなり、現在の銀座線は新橋で繋がる。もう一つの主人公は工事業者である大倉土木。特に親方たち。人柄で現場をまとめ、新たな技術開発に熱心。先人たちに思いをはせて愉しめた一冊。 地中の星 作者:門井慶喜 新潮社 Amazon