ルワンダ中央銀行総裁日記

独立間もないアフリカの最貧国ルワンダ。著者は日本銀行IMFから派遣され中央銀行の総裁を務める。2重だった為替通貨の一本化を断行。大統領から絶対の支持を得て、財政再建だけでなく、経済振興策も提言。その後順調な発展の礎となる。宗主国頼りの植民地構造から脱却。何よりも国民の利益を第一に考える姿勢と誠意が、多くの支持を取り付け、絶大なる信頼につながったことが成功要因。不幸にしてルワンダその後、民族紛争が激化したことは、増補版で補足し嘆かれている。専門的なことはさておき人の生き様として学ぶべき点は多い。