会計士と画廊主の異色の対談。美術界をビジネス的な視点で分析していく。日本の美術館の収蔵品は時価評価がなされず、フローもストックも実態は不明のまま。改善の余地は大きい。最終的な論点は美意識に及ぶ。軽めの記述の中で美術史上の蘊蓄も随所で語られ、興味深い読み物になっている。

 

-中国、韓国は日本人ほど印象派に興味を持たない。ジョポニズムの影響?

-ダビンチに未完が多いのはサイエンスであるから。科学にゴールはない。

-不老不死の概念から法人が生まれた