2021-03-14 ■ 経済 美術 書評 会計士と画廊主の異色の対談。美術界をビジネス的な視点で分析していく。日本の美術館の収蔵品は時価評価がなされず、フローもストックも実態は不明のまま。改善の余地は大きい。最終的な論点は美意識に及ぶ。軽めの記述の中で美術史上の蘊蓄も随所で語られ、興味深い読み物になっている。 -中国、韓国は日本人ほど印象派に興味を持たない。ジョポニズムの影響? -ダビンチに未完が多いのはサイエンスであるから。科学にゴールはない。 -不老不死の概念から法人が生まれた 教養としてのお金とアート 誰でもわかる「新たな価値のつくり方」 作者:田中 靖浩,山本 豊津 発売日: 2020/09/02 メディア: 単行本