だし再発見のブランド戦略

著者は元禄からつづく老舗にんべんの13代当主。歴代の家業を振り返り、将来を見据える。鰹節の卸問屋だが、斬新な改革で成長。現金取引の導入。商品券の発行など。一方で品質にこだわり、良品廉価をモットーとする。安易な安売りはしない。戦後の発展はフレッシュパック、つゆだしの開発。時代に即した商品展開。当代は外食産業への進出。日本橋だしバーの展開でブランド価値を浸透させる。今後の課題は人口減少と海外旬出。面白く読んだが、全体的なやや優等生的な記述。プロの書き手ではないからね。