著者はギリシャの経済学者。娘に語り掛ける形式で経済史を紐解き、資本主義社会の成り立ちを解説する。前半は非常にわかりやすいが、後半未来予測の部分になると、主張が急にわかりずらくなる。現代の経済学には批判的。公式のある神学とこきおろす。将来への提言は商品化でなく民主化。ギリシャの財政再建に関わる。評価は微妙。
-イギリスの囲い込みで農民が労働者となる。
-利益を追求することが市場社会を生む。
-投資家は初期投資の借金を返すために利益を追う。
-ロボット(産業資本機械)を部分所有することで民主化を図る。