「選択と集中」の言霊により日本企業は縮小均衡に陥った。利益は増大したものの、新たな投資は抑制され、売り上げは伸びていない。対策として境界的M&Aを推奨する。取引コストが増大する中で、周辺の事業を取り込み新たなコングロマリットの形成を促す。ベンチャー投資より遥かに現実的。論旨は明快。日本経済の将来への提言。一考に値する。
持たざる経営の虚実 日本企業の存亡を分ける正しい外部化・内部化とは?
- 作者: 松岡真宏
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2019/01/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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