グリーン資本主義

計量経済学の立場から、地球温暖化問題を論じる。立場は明確で石油と自動車の20世紀は終焉し、21世紀は先進国は人口減少により既存分野の伸びは見込めず。エコ対策の新産業を興すしか経済発展の道はない。グローバルケインズ主義に基づき発展途上国と強調、世界経済を発展させるべしとする。財界の表面的な反対論を論破し、オバマ、鳩山政権の大胆なGHG削減政策を強力に支持、サポートする。論旨明快。ブラックボックス化することなく一般人にも身近な問題として理解しやすい。社会の意識を喚起すべく読者を広げたい好著。700

グリーン資本主義 グローバル「危機」克服の条件 (岩波新書)

グリーン資本主義 グローバル「危機」克服の条件 (岩波新書)

  • 2030年には原油は200$/Blに到達。(IEA予測)
  • 自民党世襲が進み、優秀な官僚は民主党から出馬する
  • 日本外交は海外での日本の評判より、国内での財界の受けを気にする。
  • 途上国の排出権を買うことが、資金の流れを作り、新たな発展を促す。