ベルリンは燃えているか

舞台は第二次大戦直後のベルリン。主人公の少女がある殺人事件の謎を追う。占領軍である米ソの思惑と人々の思惑の中で、事件は迷走。意外な結末を呼ぶ。幕間に家族の歴史を挿入する手の込んだ構成。全編の主題はユダヤ人への迫害。ナチスの狂気を止めれなかった人々の責任も問う。重厚な力作。タイ出張中でもあり時間を要した。

ベルリンは晴れているか (単行本)

ベルリンは晴れているか (単行本)